カリスマのクルマ：フォルクスワーゲン·パサートW8 4MOTION＆パサートワゴン

摘要

僕がいま、とても好感をもっているのが、フォルクスワーゲン·パサートだ。 ひとを評するとき、「いいかんじ」という言葉を使うが、パサートもまさにいいかんじがするクルマである。 とくにフェイスリフトをうけた現行モデルは、BMWにせまるクォリティ感をかんじさせる。 しかもアグレッシブではなく、そこそこ落ち着いた趣味のよさで、街の喧造からすこし離れた上質なホテルを思わせるところが、とてもよい。 じっは、こう思っている僕は、まさにVW の術中におちている。 というのも、メルセデスSクラスやBMW7シリーズ、それにアウディA8を向こうに回した高級車フェートンを出したばかりのVWでは、従来のモデルラインナップとフェートンとをつなげるアッパーミドルクラスサルーンとしてパサートの上級化をはかっているからだ。 ここにきて、パサート、それもとりわけセダンのクォリティがぐんぐん上がってきているのは、そういうわけで、故あることなのだ。