Secondhand Classics－最後のピュアソウル：レンジローバー

摘要

英国車といえば、コノリーレザーとウォールナットでしつらえられた豪華で優雅な内装というのが一般的なイメージだろう。 しかし実際にはもう少し奥深い味わいがある。 このレンジローバーも単に高級なオフロード4WDというだけでなく、オーダーメイドを好むジョンブルの自負が培ってきた、カスタムメイドの暖かみに溢れている。 レンジローバーのそんなところに惹かれるユーザーは多い。 このところ、ランドローバーはBM W、そしてフォードと、親会社を変えている。クルマ作りの思想はそれによって大きく変わらざるを得ないが、実際にクルマ作りに反映されるには、いくらかのタイムラグがある。 レンジローバーでは今年の4月に新たに導入された第3世代、L322型で初めてBMWの色彩が濃くなった。といっても、乃年にデビューした初代、いわゆるクラシックからのクルマづくりのデザインコンセプトは引き継がれている。 フローティングルーフ、上下2分割のテールゲート、低いウエストラインと、スクエアなボンネット。 内装の豪華さや心地よい乗り味などから砂漠のロールズロイスと言われたオフロード4W Dの王者らしさに変化はない。