CAFC·NEVクレジット実績、Teslaが独走、上汽GM五菱は宏光MINIがクレジットに貢献

摘要

2021年7月、中国工業和信息化部は国産乗用車メーカー116社と乗用車輸入企業21社の「2020年度乗用車企業平均燃費（CAFC）及び新エネルギー車（NEV）のクレジット算定状況」を公表した。CAFCクレジットについては、436.7万のプラスクレジットと1,171万のマイナスクレジットを計上。マイナスクレジットは前年比2.3倍と大幅な増加を見せた。NEVクレジットでは、プラスクレジットが437.0万、マイナスクレジットが106.6万となった。SUVなどの大型車両の人気を背景に、平均車両重量は1,510kgと、2019年の1,480kgに比べて増加した。車両の大型化がマイナスクレジット増加の原因にもなっている。今回発表された137社のうち、2020年のCAFC規制目標を達成したのは44社で、93社が未達成となった。EVを多く生産するTesla（上海）とBYD工業、そして宏光MINIの販売が好調な上汽GM五菱の3社がCAFC·NEVプラスクレジットのランキングのTop3を占めた。上汽GM五菱は2019年のCAFCクレジットが184,868のマイナスを計上していたが、2020年は一転、494,334のプラスクレジットを計上。NEVクレジットも2019年のプラス101,759から2020年にはプラス443,141に増加した。宏光MINIがクレジットに大きく貢献したことが分かる。