「サニ太く山を使ったスタンプ検査の有効性検証

摘要

衛生管理における微生物検査は，汚染レベルを把握するために重要であり，設備，機器の現状確認や，従業員の衛生状態，手洗いの効果を確認するために拭き取り検査が行われている．拭き取り検査に有効な検査法の1つとして，スタンプ法があり，スタンプ培地がよく使われている． スタンプ培地は，シャーレ役中に出来蝕の生培地が入っており，拭き取稽に直接培地部分をスタンプするだけなので非常に手軽に検査ができる．しかし，生培地のために保存期間が短く，また嵩張るので保管，培養等に場所をとる．それに対してシート培地「サニ太くん」（図1）は，乾燥培地で保存性がよく，シート状なので嵩張らず持ち運びに便利である．この「サニ太くん」の機能性を生かした検査方法が「サニ太くん」を使ったスタンプ検査であり，スタンプ培地に比べて利便性 が高い．