肺癌におけるPD-L1検査

摘要

2021年版の肺癌ガイドラインでは進行?再発非扁 平上皮非小細胞肺癌の治療方針を決定する場合,6つ のドライバー変異/転座検査(EG刊?遺伝子変異検査, &LK融合遺伝子検査,ROS1融合遺伝子検査,BRAF 遺伝子変異検査，ル伍T遺伝子エクソン14スキッピン グ検査,依T融合遺伝子検査)とPD-L1免疫組織化学 染色(IHC)の検索を行うことを強く推奨している1) 進行?再発扁平上皮肺癌であってもPD-L1 IHCの施 行が推奨され，若年あるいは非喫煙者など臨床背景を 考慮したうえで上記の6つのドライバー変異/転座検 査を行うことも提案されている.また，performance status (PS) 0~1進展型小細胞肺癌でもプラチナ製剤 併用療法にPD-L1阻害薬をさらに併用することが推 奨されている.このようにPD-L!の検査は肺癌治療 において重要な地位を占めている.