（3634）新年を迎えて

摘要

明けましておめでとうございます。皆さまと共に明るい兆しが見える新しい年を迎えられたことを嬉しく思います。この機会に日本鋼構造協会の活動についてお話申し上げます。東日本大震災からの復興はなかなか思うように進展しませんが、今後予想される大地震に対する備えは一刻の猶予も許されません。本協会でも第6次中期3力年計画にある通り、鋼構造のシンクタンク活動の一つとして、「耐震改修施工マニュアル」を改訂し構造体の耐震改修に加え、先の大地震時に問題となった非構造体の耐震改修手法の提案、鋼構造の製作に不可欠な溶接法に関して新たな技術である「狭開先ロボット溶接」のマニュアルを刊行、鋼構造基盤強化として最も重要な人材の育成、さらにステンレス構造建築協会との合併を機にステンレス構造の建設分野への普及等々、第6次中期3力年計画の目指す所期の成果を上げ、完了することができたと考えております。