あの男にインプレッションを書かせたい：電動車椅子WHILL Model A

摘要

コンセプトモデルなのかと思わせるデザインの電動車椅子『WHILL Model A』を初めて目にしたのは東京モーターショー2015の会場でだった。マツダのコンセプトカーがかっこ良かったあの会場の一角にWHILL Model Aは展示してあった。遠目にも「次世代の～」を感じさせる格好をしたそれは、四駆で7.5cmの段差も乗りこえ、スマホで遠隔操作が可能、グッドデザイン大賞を受けた電動車椅子。そう聞けば、車椅子とは浅からぬ緑がある私としては、これを作った人に会いたいと思うのは当然で、軽自動車が買えそうな価格、99万5000円にはびっくりしたが、重さが中型オーレ1イ並みに116kgもあると知った瞬間、バリアフリー化が進hだ世の中を実感したものだった、というのが今回の物語りである。まずは、私と車椅子の関わりから話を開いてもらいたい。