手練の技BMW 330d xDriveツーリング／330eセダン

摘要

新型3シリーズのワゴンである“ツーリング”とプラグイン·ハイブリッド（PHEV）の“330e”の試乗会は、BMWのお膝元であるミュンヘン近郊で往路にツーリング、復路に330eを試す同時開催だった。いずれも追加車種とはいえ、細部まできちhと作られた上質なモデルであった。BMWにとってセダンを“増改築”してワゴンを作るのは手慣れたものらしい。3シリーズ·ツーリングのスタイリングにセダンの面影はあまり感じられずミあたかも最初からこういうデザインがあったかのようにも見える。それでもBピラーより前方は基本的にセダンと共用、Bピラーから後方とルーフがツーリング専用となっている。従来型のF30とボディサイズを比較してみると（数値はいずれも欧州仕様車比）、全長は76mm、全幅16mm、全高8mm、ホイールベースは41mmそれぞれ大きくなっているが、セダンがF30から現行のG20にモデルチェンジした際に大きくなっているわけで、これは“必然的成長”とも言える。