スマートフォンを活用した列車内のお客様への案内強化

摘要

西日本旅客鉄道㈱（以下、JR西日本）では、中期経営計画2017を策定し、「安全」「CS」「技術」を3つの基本戦略として取り組hでいる。その中で、「CS」としての取組みの一例として、ダイヤが乱れた際、お客様に対して、ホームページでの運行情報、駅ディスプレイ、発車標、電車内ディスプレイにより、情報提供をしている。一方、列車に乗務中の車掌は、無線連絡や業務用携帯電話のメールで状況を知ることは可能であった（図－1）が、よりお客様側の目線にたった案内を行うため、情報提供の方法改善が求められていた。そこで近畿圏の車掌にスマートフォンを配備し、お客様へのご案内を充実させるためのシステムを開発、導入したので概要を紹介する。