第41回 シンポジウムの論文を査読して（車両システム）

摘要

今回、貨物輸送、車両システムの部門では32件の論文応募を頂いた。 件数は昨年の31件とはば同数であるが全体の件数が昨年の142件から135件に減少していることを考慮すると活発な括動を展開頂けた事になる。 シンポジウムでの発表件数も16 件を数え論文内容も大変充実したものであった。 応募論文を課題別に分類すると、①主回路システムが昨年Il件に対し10件（うち発表は4件）、②電源システムが昨年1件に対し3件（うち発表は1件）、③車両情報システムが昨年1件に対し4件（うち発表2件）、④保安システムが昨年7件に対し2件（うち発表2件）、⑤保全システムが昨年3件に対し5件（うち発表2件）、⑥車体·台車が昨年5件に対し5件（うち発表3件）、⑦プレーキが昨年0件に対し1件（発表1件）、⑧その他が2件（発表1件）であった。 応募論文の件数の推移をみることにより「今、車両システムに求められていることは何なのか」また、「これからの車両システムはどういう方向に進もうとしているのか」が伺えて興味深い。 ここでは、応募論文全てについて、分類毎の特長や概要を感想も交えながら紹介する。