スペクトル拡散方式を用いた可視光車車間通信·測距統合システムの試作による一検討

摘要

本稿では，スペクトル拡散方式を用いた可視光車車間通信·測距統合システムの実験機を試作しその実現性について検証する実験を行う．実験機では可視光通信にフォトダイオード（PD）と赤色LEDを使用し，スペクトル拡散方式としては直接拡散方式を使用する．質問機と応答機で受信し，増幅·波形整形，逆拡散した信号をオシロスコープで観測した．結果から，ある程度の干渉が加わっても通信が可能であり，測距に関しては実験機の処理遅延による影響が大きいことが確認された．