バーチャルファクトリ ヒューマンモデル：住友電装，人間モデルを手作業検証に適用－モーションキャプチャシステムとシミュレータを連携し動作設定時間を1/5以下に

摘要

住友電装は人間動作シミュレータ「DELMIA/ERGO」（米Delmia社）の人間モデルの動作を，モーションキャプチャシステム「GYPSY3」（米animazoo社）を利用して定義するシステムを開発した。 GYPSY3 を体に装着（図1）した作業者が動くことでDELMIA上の人間モデルの動作を定義できるので，動作定義に掛かる時間が圧倒的に短くなる。 住友電装が同システムを開発した大きな目的は，現状の組み立て作業の検証だ。 住友電装の主要製品は自動車向けのワイヤハーネス。 ワイヤハーネスはケーブルを束ねたものであり，製品自体に柔軟性があるため，最終組み立てはすべて手作業だ。