リングコア型純シリカコアファイバ

摘要

デジタル通信技術を活用した大容量通信の実用化に伴い、伝送用光ファイバには伝送損失の低減と寒効断面積（Aeff)の拡大が要求されている。しかし、Aeff拡大ファイバは、既敷設伝送路の大多数を占めるシングルモードファイバ（SSMF）とのMFDの不整合が大きく、異種接続損失が高いという問題がある。我々はリングコア型の屈折率プロファイルを有する光ファイバは、ステップコア型ファイバと比較して、同じAeffで小さなMFD を有することを数値計算により明らかにした。実際に伝送損失：0.160dB/km、 Aeff：135μm~2を有するリングコア型純シリカコアファイバを試作し、SSMFとの異種接続損失：0.18dB／接続への改善を確認した。