LUTカスケード·エミユレ一夕におけるレール出力の符号化法について

摘要

LUTカスケード·エミュレータにおいてレール出力の符号化法を工夫することにより，セルの総出力数を削減する方法を示す．LUTカスケード?エミュレータでは，各セルの入力数を減らしてメモリ量を削減するとセル数が増加し評価時間が大きくなる．しかし本手法によりレール出力の符号化を工夫してセルの総出力数を削減することで，セル数を増加させることなく必要メモリ量を削減できる．本手法では多出力関数を表現するために，特性関数を表すBDD（BDD＿Lor＿CF）を用いる．実験により多くのベンチマーク関数において，必要メモリ量を平均約25％削減することができた．