長距離パイプライン検査技術＜最新のMFLインテリジェントピグ検査事例＞

摘要

本稿では、MFLインテリジェントピグ検査機による検査事例の一端を紹介した。仮設作業からはじまる一連の検査作業は、現場の第一線で日常保全に取り組hでおられる方々の絶大なるご協力により非常にスムーズに実施することが出来たことに紙面をお借りしあらためて感謝を申し述べたい。長距離パイプラインの健全性評価のためには運転条件（ガス又は液体、温度や圧力条件）、配管仕様（口径、板厚、エルポ曲率）などを考慮し、検査目的に合致したインテリジェントピグ検査機を選定し、その検査履歴を踏まえたパイプラインの維持補修を行うことが必要不可欠である。インテリジェントピグ検査機を使用したパイプライン検査は、因みに数十kmのパイプラインであっても、仮設期間を除き、約1週間程度で検査が可能である。弊社は30年以上のパイプライン検査及び補修実績を有しており、今後とも長距離のパイプライン「検査技術＋補修技術」の開発·改良によりパイプライン設備の安全運転·予防保全に役立たせていきたいと考えている。