エースモールDL工法の最新技術：最新技術の施工事例と環境対策への取り組み

摘要

エースモールDL工法は、（社）日本下水道協会の分類では￠700mm以下の管を推進する小口径管推進工法の「高耐荷力方式」、「泥土庄方式」、「一工程式」に分類される工法で、昭和62年に開発·導入して以来、通信·下水道の分野等を中心に実績を重ね、総推進長は平成14年度末で330kmを超える見込みである。 平成4年にエースモール工法協会を設立し、日本全国に幅広く普及を進めており、下水道分野の施工実績は、毎年5km程度伸びており、平成14年度は36km （見通し）となっている。 本工法は、独自の位置計測シろテムと掘削·排土システムを採用し、これらの技術により200mを超える長距離推進、曲率半径50mの急曲線推進やS字複合曲線、さらには礫率90％·玉石径￠500mmを超える硬土質推進の実績も重ねてきている。 本稿では、エースモールDL工法の概要を述べるとともに最新技術と環境対策への取り組みについて、施工事例を交え紹介する。