ドライカーゴボデーのこれからを探る：ポスト新長期適合車における積載確保設計高度化か、新たなボデーを見出すか

摘要

トラック新車販売は、かつてない苦戦を強いられている。トラックの荷台の大多数を占めるカーゴ系も、それに比例して大きく落ち込hだ。ドライバンは約5割だが、大型カーゴ車の主力であるウイングボデー車は、実に7割を超える減少となっており、ホロウイングやカーテン車も8割近く減った。大型カーゴ車ユーザーの一部には、より高付加価値の温度管理ウイングを導入することで、積荷多様化への対応を図る動きもあるが、しかし汎用性の高いドライカーゴ車は、今後も大多数を占めていくことは間違いないだろう。本項では、ポスト新長期適合車の発売を控えた今、カーゴボデーのこれからを探ってみたい。