プラントにおける流体機械の騒音·振動制御に関する検討－配管内高周波圧力脈動の制御事例

摘要

一方、回転式やターボ形の圧縮機·送風機に関しては、発生する脈動値は往復圧縮機より小さいものの、支配周波数が高いため、通常は騒音の問題となる場合が多い。しかしながら、圧縮機·送風機が配管系内に設置される場合、配管系の音響特性により、高周波数帯域で大きな振動が発生し、機器が破損することがある。 また、ターボ形圧縮機のように圧縮機の内部を圧力波が伝播するような場合には、配管系内の伝播特性によって、脈動値が変化することが知られている。本報では、プラント内配管システムで問題となる高周波圧力脈動に関して、回転式圧縮機および遠心圧縮機を用いた圧力脈動の制御事例を紹介する。