第20回テーマ：ドロマイトプラスター

摘要

ドロプラの用途は塗壁材科そのものとは別に、以前からセメントモルタルやせっこうプラスター、漆喰などの増量·混和材として、その他広く使われてきました。色々な用途はそれなりにあるのです。今後の動向について一言、現在ドロプラを製造している材料メーカーは数社あります。 ドロプラの良いところに執着·専念し、さらなる改良を企てているのです。 わが国にドロマイトの資源は前出の葛生（約80％）を主に豊富にあります。 その活用は大切です。 ところで、塗壁材料としてドロプラの宿命的な収縮ひび割れを抑えるのに、繊維補強材を有効に使うことがまず第一に重要でしょう。 嵕S補強材には苦からの天然の自毛すさ、さらしすさ、その他ガラス繊維や合成繊維と色々のものがありますが、筆者らはミキサーで混練中、繊維が絡まってだまになりにくい、水中で解繊性に優れ、ミキサーの羽根に絡みにくい、15mm程度の比較的長い、ナイロン6繊維（アミランタフバインダー：東レ株式会社梨）をすさとして開発しました。 過去10年余り、これを数％も漆喰に混入してその耐ひび割れ効果の実績を得ております。 もちろh、セメントモルタルにも使っております。 ドロプラの需要を塗壁材料に求めるとき、最短距離ですさの効果が現われるでしょう。 ドロプラの鏝塗り作業性は抜群ですが、外装にも安心して使えるための特殊な混和材·混和剤の開発、接着性、耐水性の向上など、その往時への復活と発展のため、建築分野での努力はさらに必要なのです。