アークを用いた3Dプリンタープロジェクトの動向 - 次世代耐熱合金開発の本格始動にあたって

摘要

本センターは，世界最高レベルの研究水準を有するNIMSの材料開発力や材料解析技術と，高機能材料メーカーである日立金属の高い製品開発力や生産技術を融合させることで初めて達成可能となる次世代超耐熱合金の実用化研究を進めることを目的として設立された。構造材料研究拠点により充実した支援を受け，そこから得られた研究成果を航空機エンジンやガスタービン向け金属材料に活用することにより，省エネルギー化の推進に貢献する。本センターは「TMW合金（Ni-Co基鋳鍛造超合金）実用化研究」と，ワイヤ積層造形に関する「3DP（3Dプリンター）ソリューション技術開発」の2テーマを柱としてスタートした。