「市場変化に対応した経営」追求中ホSS生き残りへ，結束誓う

摘要

全石連（全国石油商業組合連合会·全国石油業共済協同組合連合会＝関正夫会長）の平成25年度通常総会と全国石油協会（持田勲会長）の定時総会が6月13日，札幌市で開催され，全国から総勢450人が参集した。全石連は「組合活動を通じて経営を改革しよう」のメインスローガンのもと，市場変化に対応したSS経営，公正で透明な取引環境の実現，災害対応·安心安全のSSネットワーク，共同事業を利用した経営基盤強化などの課題に向け，組合員の結束強化と元売，行政，政治の継続支援を訴えた。ガソリン需要減の中で拡大する系列／業転格差やSSマージンの低下，綻びがみえてきた仕切フォーミュラや地域の廉売問題など，難問山積の中で開催された今総会。3月には自民党の「石油流通問題議員連盟」が発足し，4つのPTが活動を始めるなど政治的バックアップも取り付けたものの，中小SS業者は年々厳しい状況へ追い込まれ，存続が危うくなっている。開会長は居並ぶ都道府県理事長に向け，「元売の理解を得て，少しでも多くの仲間が生き残れる経営環境実現に努力したい」との所信を表明，来賓の政治，行政，元売に最大限の理解と協力を求めた。