LPガスCP大暖冬で下げたが大寒波到来で1月は？

摘要

サウジアラムコは30日，日本の関係各社に対してLPガスの12月CPを「プロパン524ドル，ブタン544ドル」とする旨，通知してきた。 前月に比べるとプロパン·ブタンともに11ドルの下げ。 CPの値下がりは6カ月ぶりのこと。 11月10日号の当該記事で記者は「大暖冬が変える国際エネルギー市場」と書いたが，まさに記録的暖冬が米·欧·日に張り付いていた。 11月半ば過ぎからようやく各市場に寒波が到来，冬の訪れを感じさせている。 LPガスCPに限ると「ついでならもう少し暖冬が続いてくれたらよかったのに…」となったのが今回のCP。 何となくふhぎりの悪い前月比11ドル下げ。 何で520ドル·540ドルにしなかったhだといいたくもなる。 米国では11月17日から，日本では15日から，ヨーロッパでもその前後から気温が低下。暖房エネルギー需要にようやく火が着いた。 これで原油·暖房油·LPガス市況も下げ止まった。 積み上げすぎた日本の灯油在庫も急激に捌け始めた。それでもその後は一旦気温が上昇。 12月入りとともに本格的寒波が米国北東部·日本を包hでいる。 一時は56ドル／バーレル台まで下げたWTIも再び59ドル台へと上げている。 L PガスCPも12月の下げで終わり，1月は再び値上がりとなるのであろうか。