月末在庫なhと221万トンの低水準に

摘要

11月のLPガス需要は前年同月比1.4％増の1,489千トンとなった。 9月，10月に続いての3カ月連続のプラスとなった。 11月の需要は平成14年までは160万トン台だったからプラスとはいえ大したことではない。 月半ば「七五三寒波」が到来して灯油需要は伸びたが，プロパンまでの波及効果には乏しかったようだ。12月仕切価格改定幅も前月比5,000円／トン強の値上げとなったが，11月ほどの仮需はみられなかったようだ。仮需も需要増が見込めてこそなのだろう。 供給は，国内生産が34万トンと11月としては高水準だったが，輸入は94万トンの超低水準となった。海外市況の高値が続いているため，輸入各社も容易に手当てができない。 12月も115万トン程度にとどまりそうだ。 12月は大寒波の到来で需要は急増している。 12月末在庫は驚くな200万トン前後への減少となりそうだ。 天候が荒れて裏日本の二次基地では出荷繰りに四苦八苦している元売もある。ローリも雪道をヨタヨタ運転。 11月末在庫は月間20万トン減少して221万トンとなった。 前年同月末比でも81.9％と大幅に水準を下げた。11月の輸入通関CIF価格は62,529円／トンとまたまた前月比7,000円弱の大幅上げとなった。1月の元売仕切価格改定は，プロパン·ブタンともに600円上げ～100円／トン下げと久々の小幅変動にとどまるが，円安の影響で各社間に少しずつ差が生じた。