大阪の芸術·文化の新たなシンボル「国立国際美術館エントランスゲー卜」

摘要

敷地のある中之島4丁目地区は、既存の市立科学館をはじめ、工事中の大阪大学中之島センターおよび今後、市立美術館など様々な文化施設が整備される予定です。設計を始めるにあたって、地区全体のマスタープランの提案を行い、既存科学館の形状や科学館前の広場、将来計画の中央広場との連続性、川と川をつなぐビューコリドーなど、地域との関連を重要視した計画を行いました。 中でもエントランスゲートと呼ばれるステンレス製のモニュメントは、既存の卵型をした科学館のボリューム、南北のビューコリドーなどを生かしながら美術館の入り口としてだけでなく、大阪の芸術·文化の新たな拠点となるこの中之島4丁目地区全体のゲートウェイとなることを期待して計画しました。