製品開発に求められるユニバーサルデザイン

摘要

現在は試行錯誤で取り組まれてるユニバーサルデザインであるが、次第にガイドラインや資料が整備されることで、今後、高齢社会に対応した開発コンセプトとしてメインストリームを形成してゆくことになるだろう。 ユニバーサルデザインの視点は、生活にかかわるどの産業分野でも必要とされるものであり、通常の開発手法では気づかなかったアイデアを獲得する方法でもある。 はじめから「誰にでも、すべての人に」を考えるのではなく、できるところから…というのが理解を得やすい。 効果的で、費用もかからない部分から着手するのが現実的であろう。 設計者やデザイナーにとっては知恵の使いどころであり、企業にとっても新事業の展開、使いやすさでの製品差別化や社会貢献、企業イメージの向上、組織の活性化など新しい時代に適合した企業の実矧こ資するところは大きい。