換気の理論·換気設計と換気畳の決定

摘要

換気は室内空気質の確保の手段として行われる。 室内空気質は、汚染物質の濃度によって具体的に評価される。換気量はこの室内の汚染質濃度が許容値、汚染質濃度のガイドライン以下となるように定められる。室内の汚染質濃度は一般に均一ではない。それゆえ、一般的には室内の汚染質の総量、室内の空間平均汚染質濃度をガイドライン値以下となるように換気量の算定を行う。室内の平均濃度と室外に排気される空気の汚染質濃度は、一般に同じではか10室内の必要換気量Qの計算においては、室容積Ⅴ、汚染質発生量q、及び排気口濃度に対する空間平均汚染質濃度の比Eが必要になる。 汚染質の室内発生量、発生位置を詳しく知ることと、排気口濃度に対する空間平均汚染質濃度の比を評価することが、良好な換気を行うために必要とされる。