窒化ガリウム一酸化亜鉛固溶体を光触媒とした水の可視光完全分解反応

摘要

Ga_2O_3とZnOの混合粉末をアンモニア気流中で焼成することで得られる窒化ガリウム一酸化亜鉛固溶体（以下（Ga_(1-x)Zn_x）（N_(1-x)O_x）と表記）が，可視光照射下で水を水素と酸素に完全分解できる安定な新観光触媒材料であることを見出した.水の分解に対する光触媒活性は，（Ga_(1-x)Zn_x）（N_(1-x)O_x）の結晶性と組嵐及び粗描する助触媒の種矧こ大きく依存した.（Ga_(1-x)Zn_x）（N_(1-x)O_x）に助触媒としてRh_(2-y_Cr_yO_3のナノ粒子を担持した場合，活性は最大となり長時間安定に効率よく水を分解できた．そのときの豊子収率は，最大で2－3％(420-440nm)に達した．