モータコアの金型内自動接着積層システム--モータのエネルギー損失の低減とコア材の薄板化への対応

摘要

モータコアなどの積層コア製品の薄枚（電磁鋼板）をかしめるためにはダボ、溶接、リベット締賂などが用いられていた。当社では、薄薇をプレス加工し金型内で自動的に積層、かしめを行う金型内自動積層システムを、ダボ、レーザ溶接において実用化してきている。しかし、いずれの工法もかしめ部分において電気的に導通（眉間短絡）してしまうことが渦電流損失の増大の要因とされていた。また、コア材料の薄板化が進むにつれ、0．1mmの板厚ではダポかしめが因数とも言われていた。　そこで、この眉間短絡を無くし渦電流損を低減させ、薄板の積層固着へも対応が可能な金型内自動接着積層システムを開発した。