素材製造工程での環境対応/1．高炉メーカー--（4）住友金属グループのリサイクル推進の取り組みについて

摘要

住友金属グループの2007年度の鉄鋼生産に伴って発生した副産物（スラグ、ダスト、スラッジ）は576万トンである。 最終処分量削減のためには、鉄鋼副産物の有効利用が重要な課題であり、スラグは主に各種スラグ製品の原料として、またダストやスラッジも製鉄原料として製鉄プロセス内でリサイクルしている。 その結果、当社のリサイクル率は2001年度から7年連続で98％に達しており、最終処分量は11.4万トンと、鉄鋼業の自主行動計画の目標である1990年度比75％削減を上回る84％の削減を達成している。