都心にもっとも近い改良型コンバインドサイクル(ACC)火力発電所－品川火力発電所1号系列の営業運転開始

摘要

東京電力㈱が平成10年4月から建設を進めていた品川火力発電所1号系列は、平成13年7月に1-1軸の営業運転を開始したのに続き、平成14年3月に1-2軸も営業運転を開始した。 当発電所は、東京電力㈱が同時期に建設を進めている富津火力発電所3号系列と同様に、熱効率55％（低位発熱量基準）を上回る最新鋭の改良型コンバインドサイクル(ACC)火力発電所である。 品川火力発電所1号系列は3軸から構成され、1軸当たりの出力は38万kW、発電所総出力は114 万kWとなる。 都心にもっとも近い発電所として、東京都の電力自給率向上に貢献している。 また、隣接する天王洲アイルやレインボーブリッジなどと景観がとけあうように、発電所のデザインや色彩に配慮している。