ドライブレコーダとネットワークを活用した「安全」と「エコ」の実現－導入事例を中心に

摘要

「安全」の追求は、そのまま「エコ」の実現に通じる。多くのドライブレコーダは、事故があったときに映像を残すために設置される。この「映像記録型」のドライブレコーダと、当社ドライブレコーダ「セイブティレコーダ」（写真1）は、基本コンセプトが根本的に違っている。セイフティレコーダは、安全運転が行われているかを測る。加速度センサ、ジャイロセンサ、GPSを使って、アクセル、ブレーキ、ハンドル操作による車両のすべての挙動を計測し、数値化する。そのデータを元に、特許化されたアルゴリズムによって診断し、安全運転度を「ブレーキ」「停止」「ハンドル」「右左折」「スムーズ」の5項目各20点合計100点満点で点数化する（図1）。このように客観的に運転操作を測り、点数として見える化することで、ドライバの普段の運転のクセがわかる。そのクセを自覚し、点数が良くなるようドライバ自身に注意してもらうことで、事故が起きにくい安全運転になる。セイフティレコーダは、「映像記録型」ではなく「事故予防型」のドライブレコーダである。またセイフティレコーダが実現する安全運転は、ただ単に事故を起こさない運転ではなく、丁寧な運転である。アクセル、ブレーキ、ハンドルの操作にムラがない。したがって、無駄な燃料消費がなくなり、燃費向上になる。安全運転は、エコドライブでもあや。