効率主義からエコ·マネジメントに転換するアメリカの流通業界⑧：ウォルマートがコミットする環境保護責任への道～壮大な店舗での実験から実用試験フェーズへ

摘要

ウォルマートは、かなり前から環境問題への積極的な取り組みを始め、省エネ、リサイクルの実験店舗をつくり、試行を行ってきた。 1994年から95年に掛けて、カンサス州ローレンス、カリフォルニア州のロスアンゼルス郊外で、最初のエコストアの実験店舗がオープンされた。 太陽光や太陽エネルギーの利用、リサイクルの床材の利用など、店舗建設のコストが上がるにも関わらず、実験を進めてきた。 それから10年近くエコストアの展開は行われていなかったが、2005年に入って、さらに発展させた第二段階の実験店舗が2店舗、テキサス州のマッキニー店を7月に、コロラド州のオーロラ店を11月にオープンした。