急曲線部のトンネル排土コンペヤによる連続搬送－連続カーブコンペヤによる急曲線(R ＝ 30M)180度Uターン施工

摘要

清水第四トンネルは、現東名の清水インターチェンジの北西約7km、旧清水市（硯静岡市）伊佐布地内から静岡市平山にかけて位置し、トンネル内空断面積約180m{sub}2、上り線延長2,162m、下り線延長約2,156mの三車線道路トンネルである。 近年、トンネル工事の長距離化や急速施工、さらには地中Uターンによる急曲線化が進む中で、堀削土砂運搬の効率化の必要性が高まっている。TBM 掘削で急曲線·Uターン施工の場合、ずり搬出方法は鋼車を使用するレール方式が一般的であった。 今回、坑内の安全性·坑内環境の向上および急速施工による経済性の向上を目的として、ずり搬出に連続ベルトコンペヤ方式を採用した。