鋼管杭の特殊部におけるロボット自動溶接システムの適用

摘要

建築物の地盤強度を高めるために用いられる鋼管杭，その先端にある特殊部（通称：羽部）のロボット自動溶接システムである。安川電機製溶接ロボットMA1400と当社製自動油圧式中空チャック2軸片持ちポジショナーをコモンベースにて一体化した。旋回·回転が可能な2軸ポジショナーをロボットの外部軸とし自在に操ることが可能であり，鋼管に斜辺上に取り付けられる羽部の溶接を最適な角度で可能にした。またワーク積載テーブルを中空式にすることによりトーチが裏側に入り込み，1回のセットで全溶接個所を補うことが可能である。