神宮式年遷宮（平成25年）に向けた祭儀がスタートみそまはじめさい: 木曽、上松で御柚始祭が盛大に挙行

摘要

神宮式年遷宮は、二〇年毎に伊勢神宮の正殿をはじめとする御垣内（みかきうち）の建物全てを新造し、さらに殿内の御装束や神宝を新調し、神儀（御神体）を新宮に遷す祭事。 天武天皇の時代から始められたとされ、戦国時代に一時中絶したものの、現在に至るまで千三百年の歴史を有している。 神宮式年遷宮（平成25年）に向けた祭儀がスタート掘立柱（ほったてばしら）に葺　 （かや）の屋根が特徴の神宮の建築様式は、唯一神明造（ゆいいつしhめいづくり）と呼ばれ、弥生時代にまで遡る高床式穀倉（たかゆかしきこくそう）の姿を今に伝えるもの。第六二回神宮式年遷宮は平成二五年に執り行われるが、槍（ひ）の否も高い新宮が完成するまでには、八年に及ぶ歳月を要し、その間用材を伐り始めるに際しての祭事を始め、御造営の安全をお祈りするお祭りや旧神領民がこぞって参加する行事などが数多く行われる。