水平面でのA領域紫外線量の推定とマツプの更新

摘要

屋外の太陽放射に含まれる紫外域日射は,塗料の耐候性にかかわる主要な劣化因子の一つであり，これを定量的に把握することが求められる。 筆者1）らは，以前に「全国の紫外域日射量マップ」を報告しているが，その当時の紫外線量センサー：EKO MSL140（感域：305～395nm）の仕様が変更になって，塗料などの工業製品の耐候性を調査するためのA領域紫外線量センサー:EKO +MS－210A（感域：315～395nm）と，医学分野で参照されるB領域センサー：EKO MS－2121W（感域：280～315nm）に分けて観測されるようになった2）。