骨化石観察におけるX線CTの有用性--恐竜Stegosaurusの皮膚装甲の内部構造を例として

摘要

骨化石観察におけるX線CTの有用性を検証するため，Stegosaurus（NSM PV 20380）のプレートとスパイクの内部構造のCT画像と，Buffeenil et al.（1986）が作成したプレート（YPM 1856）の薄片写真との比較を行った。 その結果，内部構造に同様な構造が確認でき，X線CTを使用すれば，非破壊で内部構造について一定の情報を得られることが予察的に確認された。