ITIT国際シンポジウム「北東アジアの鉱物資源とテクトニクスおよびその数値データベース編集」を終えて

摘要

2000年6月8，9日，工業技術院筑波研究センター共用講堂大会議書において，ITITシンポジウム「北東アジアの鉱物資源とテクトニクスおよびその数値データベース編集」が開催された。 中国·モンゴル·韓国·タイ·ロシア·米国からの参加者12名，日本に滞在中の外国人研究者，国内招聘講演者，一般参加者など合計86名が出席して開かれた。 特殊法先や鉱物資源探査コンサルタント会社などからの参加もあり，広域的な鉱物資源·地質情報への関心の高さがうかがえた集まりであった。 またこのシンポジウムの前後，6月6～7日には地質調査所会議室において，シンポジウムのテクニカル·セッションとして後述する6ヶ国の共同研究のワークショップを開催，6月10日には茨城·福島両県の阿武隈山地で野外地質検討会を行った。 以下このシンポジウムの概要について紹介しておこう。