WTO加盟に備え一部税制見直し--国産車価格の価格制限も撤廃

摘要

中国財政部は、外国企業に与えていた優遇税制の一部を廃止する。金融、運輸など特定業種に関する税制の見直しで、売上げの5％を納める営業税が対象となる。 これまで経済特区内（上海浦東新区と蘇州工業パークを含む）においては外国企業の投資誘致のために、新規設立外資企業と海外の金融機関の営業収入については登記から5年間、営業税を免除していた優遇政策を今年以降進出する企業から廃止することにした。これは、WTO加盟を控え、国内企業と外国企業との扱いの差を解消する動きの一環といえる。