音楽信号における高精度な和音推定に関する一考察低周波数域に存在する単音に着眼したアブロいチ

摘要

本稿では，和音の構成に着眼することで，音楽信号中に存在する長和音，及び短和音を高精度に推定する手法を提案する．音楽信号の内容解析において和音は重要な指棟であり，高精度に推定する必要がある．そのため，単音の推定に基づき和晋を推定する研究が行われてきた．しかしながら，従来の研究では多数の単音が同時に存在する場合には十分な精度が得られていなかった．そこで，捷薬事法では，まず和普の基本音となるベース膏のみの背高推定を行う．次にベース音に対して長和音，及び短和音の音程を示す周波数のパワーを求め，得られたパワーを比敬することで和音の推定を行う．これにより，提案手法は高精度に推定された単普のみを用いるため，和藩を構成する全ての単音を推定することなく和晋の推定を可能とする．