開いた/キヤップされたカーポンチプチユープの電子構造と光学特性

摘要

最近になり、非常に大きな系の基底状態／励起状態を評価するためにLDM法（the localizeddensity matrix method)）が開発された.これまでカーボンナノチエニブ（CNTs）の吸収スペクトルを決定するために亘攣督ハミルトニアンが用いられてきた。 しかし、より現実的なモデルで計算するためにはPM3ハミルトニアンを用いた方が良い.この論文では、キラリテイ、終端の化学種、長さ（CNTsの大きさ、結合長など）の異なるCNTsの電子構造をLDM法とPM3ハミルトニアンを用いて計算している.右図はPM3-LDM法で計算した結果の一つで、C_(60)とCNTs（一端が水素のみ、他端が様々な置換基）の吸収スペクトルを示している。C_（60）のスペクトルを計算した結果、実測値とほぼ一致し、この計算法が有効であることが示された。