陰極と陽極が同一基板上にあるフィールドエミッションディスプレイパネル

摘要

二極の真空管で、ナノチューブ（NT）エミッター層を電子放出源として使用するフィールドエミッションディスプレイを構成するもので、陽極と陰極を同じ基板の上に持つ。 NTエミッター層は数nmから数十nmの径を持った中空のダイヤモンドや擬似ダイヤモンドのカーボン繊維の混合物からなり、ポリマー基板上に接着される。 NTエミッターの材料は、銀ペースト状の電極の上に低コストのフイルムプリント技術により容易に作られる。 陽極と陰極が同じ基板の上に形成されているために、作業電圧は、NTエミッタースタックを形成している誘電物質の厚みによりコントロールされる。 従って、トップのガラス基板とボトムのガラス基板の間の距離を適切に選択することにより、デバイスの作業電圧に影響を与えずに、急速に空気を抜いて真空状態にすることができる。 フィールドエミッションディスプレイパネルを構成する、この新規な二極真空管の本発明は、コストを低減して、広範囲での製造を可能にするものである。