天然物をツール?情報源とする低分子医薬品の創薬ほhのひと握りの情報発信から創薬基礎研究が稼働した

摘要

地球誕生以来，人類は陸上に生息する動植物ゃ微 生物などが創り出す多種多様な生物活性物質そのも の，あるいはそれから発信される有用な情報の恩恵 を積極的に活用して様々な薬を生み出してきた.一 方，最近の新薬開発の環境は激変し，コストゃス ピードの観点から化合物ライブラリーを基盤とする オープンイノべ一ションが推奨されている.しか し，ポストゲノム時代の新規分子ターゲットの枯渴 化，創薬コストの急増と新薬開発率の著しい低下な ど，新たな問題が浮上している.