昭和大学病院ASTの活動

摘要

2013年4月から昭和大学病院?附属東病院において infection control team (ICT)から分離独立する形で Antimicrobial stewardship team (AST)が発足した。 発端となったのは，従来からさまざまな形で取り組hで いた抗菌薬適正使用ラウンドを拡充?改編し，血液培養 陽性者にもラウンドする取り組みを後押しをするために 箔を付けようといつた程度のものであったように思う。 血液培養陽性者を医師?薬剤師?認定臨床微生物検査技 師でラウンドするという取り組みは，筆者の前任地の松 山赤十字病院でも長年取り組hできたことであり，AST が発足したことで特段新しいことを始めた意識はなかつ た。しかし，AST活動を通じて，組織を分離?独立さ せたことの効果を次々と思い知らされることになる。