感染症医が教える'新'薬剤師力臨床感染症ケースファイル[16]がh患者の感染症CD固形がhで多発転移がある患者の発熱へのアプローチ

摘要

前回は，抗菌薬投与中に副作用が出た患者さhについて考えてみました。抗菌薬は最も副作用 の多い薬の一つですので，このような相談はとても多いと思います。特に，感染症のコンサルト を受け，抗菌薬を提示したものの副作用が起こってしまった場合には迅速に対応することが重要 です。そうしないと，主治医から「相談して決めた抗菌薬でいつも副作用が出るよね」とか，「い つもすごい量の提示だからそhなことばつかり起こるhじやないの？」とか誤った方向にとられてしまいます。このような事例でよく聞くのは，「薬剤部にバンコマイシンのTDMをしてもらう といつも腎機能が悪くなる」などと言われたこともある薬剤師さhがいると聞きます。そhな馬 鹿なはずはないのですが，医師とコミュニケーションがうまくいつていないことの表れと思いま す。特に，信頼を得るまでの期間は，副作用への迅速な対応に十分に配慮することが重要です。