感染症医が教える'新'薬剤師力臨床感染症ケースファイル[19](完） 「血液培養からこhな菌が生えてきたhだけど…」という相談② 黄色ブドウ球菌の場合

摘要

前回は，「血液培養からこhな菌が生えてきたhだけど」という相談で，バシラスが生えてきた 場合について考えてみました。バシラスは，1セットのみ陽性であればコン夕ミネーシヨンの可能性がありますが，2セット陽性の場合は真の菌血症で特にカテーテル関連血流感染症の可能性 が高いことを確認しました。また，その場合にはカテーテル関連血流感染症でも末梢の力テーテ ル感染で，ァミノフリードなどのアミノ酸製剤がリスクになることも確認しました。バシラス菌 血症は院内感染としてァゥ卜ブレイクの報告が国内でもあり，より早期の散発例の時点で発見し 対応することの重要性も確認しました。メディカルスタッフの誰でも構いませh。誰かがこの感 染症に気がつぎ介入でぎるかどうかなのです。