薬学系大学院の改組·新設に向けた検討の動向

摘要

2006年度より始まった薬学6年制教育は，図1に示すように本年度その4年目を迎え，認定実務実習指導薬剤師などの制度の実体化や実務実習実施施設に関わる「施設の概要(病院および薬局)」の整理·提出など，医療現場における実務実習指導体制の確立に向けた最終段階の努力が続けられている。一方，実務実習の当事者である学生の資質の向上と確認を目的とした薬学共用試験も，CBT (Computer-based Testing)とOSCE (ObjectiveStructured Clinical Examination)の2体系のもとに準備され，本年度末には実施を迎える。