寒冷地におけるアスファルト舗装道路の凍上被害と技術的課題

摘要

広大な農業地帯を有する北海道において，「農道」は 膨大な資産ストックであり，農業生産を支える上でき わめて重要な役割を果たしている。北海道の農道は，昭和40年代から整備が進められ，現在までに約 4,500kmの延長に達してぃる。近年では，供用後 20-30年経過した路線も多くなり，ストックマネジ メントの観点からも適切な維持管理によって長寿命ィ匕 やLCC (ライフサイクルコスト）の縮減を図ること が強く求められている。