Task 28-Social Acceptance of Wind Energy Projects

摘要

Task28は、風力発電への反対運動の増加や、これを原因とする普及の停滞を背景として、2008年に発足した。以来活動を継続しており、2017年3月からは第三期の活動が始まっている。IEA風力実施協定の他のタスクとは異なり、このタスクの対象は政策や市場、そして導入地域での普及策と行った非技術的な課題である。このため社会科学系の研究者や実務者が構成メンバーの大半を占めており、これが一つの特徴となっている。風力発電の普及には数多くの技術的課題があるが、普及のための政策や、立地地域における合意形成など社会的課題も多い。風力発電を含む再生可能エネルギーの多くはエネルギー密度が低いため、設備も相対的には分散型となる。このことに伴う様々な課題が存在するが、Task28ではこれを社会的受容性として、非技術的課題全般を扱おうとしている。