新発電システム適合性評価調査研究報告（その2）－インパルス高電圧計測標準の確立に関する試験及び海外調査報告

摘要

本調査研究は、（社）日本電機工業会(JEMA)が経済産業省から平成13年度より5カ年計画で委託事業として受託し、最終年度の平成17年度は新エネルギー·産業技術総合開発機構からの委託事業として実施した。 現在、新発電システム等の先端分野及び高電圧·大電力等の限界分野における適合性評価については、試験·計測に係る問題を内包している。 すなわち、国際計測標準·国家計測標準等を整備し、適合性評価に必要な計測のトレーサビリティや校正技術の確立が必要となっている。 本調査研究の目的は、海外における適合性評価に関する動き、試験所の活用、計測のトレーサビリティ等を調査し、国際電気標準会議(IEC)等で検討されている太陽光発電システム及び風力発電システムに関する適合性評価について、技術的な検討と必要な技術開発を行うことにある。 また、インパルス高電圧計測標準等の限界分野における国家標準級の計測標準を整備し、計測のトレーサビリティや校正技術の確立を目指すことにある。 これらによって、我が国の当該システムに関する適合性評価への対応を検討し、必要な技術的インフラの整備を図ることにある。